- 出衣
- いだしぎぬ【出衣】(1)下着の衵(アコメ)や袿(ウチキ)の裾をのぞかせて着ること。 古くは指貫(サシヌキ)の裾から, のちには直衣(ノウシ)や狩衣の前裾からのぞかせた。 出褄(イダシヅマ)。 出衵(イダシアコメ)。 出袿(イダシウチキ)。(2)牛車(ギツシヤ)の下簾(シタスダレ)や御簾(ミス)の下から女房装束の袖口や裳(モ)の裾などを出すこと。 また, その衣。 うちいでのきぬ。 おしいだしぎぬ。
「下簾より~をいだして女房車の体に見せ/太平記2」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.